パッチへの道(バイソン様)

今日は刺繍のお話です。これはお客様から頂いた版下を下絵にしてデータを作って行きます。まずお客様に色付きのイメージを見て頂くためイラストレーターでトレースします。
ここまでアウトライン化するのにかなり時間がかかってしまいました。

アートワークで表示するとこんな感じでパスの量がかなり多いです。ここからようやく刺繍のデータが作れます。

刺繍データです。イラストレーターデータがすぐに刺繍データに変換できるのではなく一個一個のオブジェクに方向線や糸密度、縫いパターンなどを設定して下から上に重ねるようにデータを作って行きます。これがいわゆる刺繍の型です。型代というのはここまでの作業に対してかかります。作業日数は3日かかりました。

刺繍中は写真を撮らなかったのでいきなり完成です。ここまでの行程はまず試し縫いをしておかしい所があったらデータを修正してまた試し縫いします。よければ裏に不織布を圧着してワッペンのふちをヒートカットして切り離します。今回のこのバイソンの刺繍だけで4時間かかりました。けっこう大作です。

お昼にお客様が引き取りにこられまして大変喜んでいただけました。ありがとうございます。
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