パッチへの道(浮狼御奉納看板)

6年前に浮狼というバイク乗りの看板を作らせていただきました。
今回はその看板(御印)を太宰府天満宮さんに御奉納するので額装して欲しいとのご依頼を受けました。
まず看板をご奉納するという事に驚きを感じましたが、その製作に関わる事ができてとても光栄でした。
許可をいただきましたので製作の流れをブログに残していきたいと思います。

刺繍データは保存してありますのですぐに刺繍が開始できます。

1色目は黒の刺繍。
ベースも黒生地なので黒を入れなくてもいいのですが、刺繍を入れない面積が多いと後々その部分が膨らんできたりする事がありますので刺繍密度を低めに設定してベースを刺繍していきます。

黒ベース刺繍完成。

ベースで抜けていた所に梅紋の刺繍が入っていきます。

梅紋の上に狛犬を重ねて刺繍します。

阿吽の狛犬が完成して浮狼の文字が縫われていきます。

全ての刺繍が完了しました。

パッチの裏に芯地を貼って縁取りをヒートカットで切り離し浮狼看板が完成しました。

御奉納させて頂くカンバンは、普段背負っておられるGジャンと同じデニム(青)のご希望がありましたので生地を用意させていただきました。

額縁B3サイズにマーキングして看板を配置。位置のバランスを調整してからプレス機にて圧着しました。

マーキングの内側をハサミで切り離し、額縁に収めました。
いつも背負っている看板がそのまま額装されました。アルミフレームですが前面ガラスなのでかなり重いです。

浮狼御奉納看板完成。
G.W 明けに御奉納されるという事です。
この度は貴重な機会をいただき有り難う御座いました。
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