
門司港行きの阪九フェリー
あのVM福岡の会場近くにあった港に着く船だ。
VM苗場が終了するとまた一人旅が始まる。
話しをVM終了後に戻すと、15時くらいだったかよく覚えてないが、シュガーさんと別れと来年の約束の握手をして出発。
その日は金沢辺りまでは行きたかった。なぜなら翌日にはここ、神戸の六甲アイランドからフェリーに乗らなくてはならないから。
帰りのルートも渋滞の少ない北陸道を選んだ。
苗場から北陸道にでて南下すると先の空が黒く厚い雲に被われている。
そこに「雨スリップに注意」の電光表示が。。
帰り道はカッパに着替え、雨と戦うテンションはなく、早々と上越で高速を下りてしまった。
高田という駅のビジネスホテルに滑り込んだ瞬間、滝のような雨が降ってきた。
正解だった。こんなときの無理は禁物だ。
そして今日、上越から再び高速に乗り六甲アイランドまで500km。寄り道せずに来た。
チケット売り場で寝台付きの4人部屋を申し込む。
「たぶんお客様お一人だと思うので内側から鍵をしてください」

4人部屋を独り占め

ソファーがある!

なんとテレビも!!

テーブルまで!!!
移動式ゲストハウス内の居酒屋完成。
寝て、起きたら九州。時間がない時このフェリーは使えるな。

新門司港でフェリーを下りてiPhoneナビに朝倉市役所を設定しているとあのタンデム夫婦ライダーが戻ってきた。
「古賀まで道案内します」と優しい言葉を掛けてくれた。

そのタンデム夫婦ライダーとは昨日、北陸道のS.Aのバイク駐輪場で出会った。VM帰りで同じく神戸からフェリーに乗ると言うので「じゃあフェリーで〜」みたいな感じで別れるけど、先のS.Aでどうしてもまた会ってしまう。
旦那様のベストに熊本パッチが縫いつけてあったので、お礼を言うと「作った方ですか?」
「九州パッチを注文したがまだ届かない」しかも4枚。どうやらこちらが旅に出たあとにメール注文したようだ。
古賀S.Aでラーメンを食べて来年のVM再会を願って別れました。

朝倉市役所に到着。


先ほどのご夫婦の4枚分、4,000円も10万円に追加した。

義援金受付の窓口に行き、少しお話ししてもいいですか?と聞くと
「少々お待ち下さい」
担当の方にこれまでの経緯を話し、バイカーの気持ちを渡しました。
うまく説明できたかわからないがたぶん伝わったと思う。
真剣な目で聞いていただき、何度もお礼を言われた。
最後にこれも受け取ってもらえませんか?
シュガーさんが作った木の看板
「はい!」と返事があり受け取ってもらいました。
正式な受領書は後日発送していただけるそうです。
最初に考えていた事がすべて思い通りになった。
でもこれで終ったとか、自己満足に浸ってはいけない。
シュガーさんもブログで100人集める大変さと、仲間や協力者のありがたさ、そして10万円の重みについて書いてくれました。
VM2017in苗場③ ~ありがとうの種~シュガーさんヤバスタ祐一さん、そして100人の協力者のバイカーの皆さん
有り難う御座いました。
朝倉を去る前にパッチのデザインになった朝倉三連水車を見に行こう。

まだ動いていない車輪がある。

それでも力強く回っている

Turning again 「また回そうぜ!」

よし、この目に焼き付けたぞ。
次は熊本だ!

去年と同じ益城町役場に来た。
益城町は一年前に比べ明らかに新しい建物が増え復興の兆しを少し感じられた。


新しい仮庁舎に行き義援金を手渡した。
仮庁舎といっても広くて綺麗でとても立派な建物です。
今回も少し説明したのですが事務的に処理していただきました。
それでも丁寧に対応していただき有り難う御座いました。
まだまだがまだそう!

旅の最後はどうしてもここでキャンプしたい。

枕崎、火之神キャンプ場(無料)
いつも目の前に見えるはずの開聞岳が今日は見えない。

あっという間に過ぎたVM RUN 2017
ここまでくれば気温も高いので今日はタープしなくても大丈夫だな。
糸魚川は本当に寒かったな〜(笑)
今日は枕崎産のブエンカツオを食べながらゆっくり呑もう。
大山で買ったモンベルのエアマットはなかなかいい寝心地だ。
おかげでVMでの寝室は快適だったよ。
明日の朝は開聞岳の朝焼けが見れるといいな〜
(最終回に続く)