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パッチへの道(BURN ONE'S様)完成

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長かった刺繍データがようやく完成しました。
その後、ミシンへデータを転送して試し縫いをしました。
やはりあの波部分がうまくいかずデータを修正して再度縫い直しましたがまだ気に入らずまた修正。

そして3度目のチャレンジです。

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ここからが波模様の始まりです。

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今回は良さそう。

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綺麗に入ってます。

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2段目も波刺繍できました。

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センターパッチ完成です。

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BURN ONE'S看板

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このあとベストに縫い付けがあるので見えなくなるのですが裏面に落款を入れさせて頂きました。

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ブログ掲載させて頂きましたのでステッカーを30枚プレゼント致します。

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ベストに仮置き。これから縫い付けの工程に進みますが順次進めていきますので最後にもう少しお待ち下さい。
大変お待たせしますがどうぞ宜しくお願い致します。

この度は誠に有り難う御座いました。(完)
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パッチへの道(BURN ONE'S様)その3

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いよいよセンターパッチの刺繍データの作成に入ります。

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ここまではスムーズに来ました。

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そしてこの部分

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カラーコピーを見ると縞模様というか波模様になってます。
おそらくこれを作られた刺繍屋さんの刺繍ソフトにこのような刺繍モチーフがデフォルトで入っていたんだと思います。
ウチのソフトにはおそらく無いと思われるのでアナログでこの模様を作るしかなさそうです。
今回は看板の複製なので細かな所も再現したいと思います。

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まずはこの方法で波模様が作れるのかテストしてみます。5本の棒状の刺繍データを作りミシンに転送します。

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ちゃんと波模様になってます。

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あとはひたすら波模様を作っていきますがかなり時間と集中力が必要です。もっといい方法があるのかもしれません。

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ようやく1段目の波模様ができました。
明日以降、2段目の波模様データ作成をしていきます。

(続)

パッチへの道(BURN ONE'S様)その2

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カラーコピーをトレースしてイラストレーターデータが完成しました。
少しだけ修正依頼がありましたがこれでOKをいただきましたので刺繍データの作成に入っていきます。

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まずはロッカーの刺繍データから作ります。

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早速、刺繍スタート。

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問題なく進んでいきます。

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刺繍密度を濃くしてますのでボリューム感があります。

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きれいな文字に仕上がりました。

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ロッカー刺繍完成です。

いよいよセンターパッチの製作に入ります。
例のところはどうなるでしょう。

(続く)

パッチへの道(BURN ONE'S様)その1

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今回は看板の複製です。
ベストの画像はメールで送っていただいたもので、データはなくベストの現物しかありません。
もちろん製作は可能ですが、そのためには歪みのない平面の画像が必要になります。
一番いい方法はコンビニのコピー機に直接ベストを乗せると版下に近い状態で原稿がとれます

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看板を縫い付けるベストとカラーコピーを送っていただきました。

スクリーン 6
コピーをスキャンしてトレース作業から開始します。
刺繍はかなり痛んでいるのがわかります。うまくトレースできるでしょうか。

スクリーン 7
まずは顔から作業を始めます。
顔はそれほど刺繍は痛んでないので問題なくトレースしていきます。

スクリーン 8
腕の部分はひどい状態です。糸抜けだけでなく生地の歪みがあるので本当のデザインが少し変形しています。

スクリーン 9
プレビューとアートワークを交互に確認しながら想像力と大胆さでトレースしました。

スクリーン 10
火の玉も状態は悪かったですがトレース完了。

スクリーン 11
今回は黒のアウトラインをトレースできました。

スクリーン 12
アートワークで確認。のちに刺繍データを作りやすくするために特殊なブロックで分けてあります。

明日から引き続き作業を続けます。
しかし最初から気になっていた「ある部分」に少しだけ悩みそうです。

(続く)

パッチへの道(浮狼御奉納看板)

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6年前に浮狼というバイク乗りの看板を作らせていただきました。
今回はその看板(御印)を太宰府天満宮さんに御奉納するので額装して欲しいとのご依頼を受けました。
まず看板をご奉納するという事に驚きを感じましたが、その製作に関わる事ができてとても光栄でした。
許可をいただきましたので製作の流れをブログに残していきたいと思います。

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刺繍データは保存してありますのですぐに刺繍が開始できます。

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1色目は黒の刺繍。
ベースも黒生地なので黒を入れなくてもいいのですが、刺繍を入れない面積が多いと後々その部分が膨らんできたりする事がありますので刺繍密度を低めに設定してベースを刺繍していきます。

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黒ベース刺繍完成。

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ベースで抜けていた所に梅紋の刺繍が入っていきます。

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梅紋の上に狛犬を重ねて刺繍します。

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阿吽の狛犬が完成して浮狼の文字が縫われていきます。

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全ての刺繍が完了しました。

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パッチの裏に芯地を貼って縁取りをヒートカットで切り離し浮狼看板が完成しました。

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御奉納させて頂くカンバンは、普段背負っておられるGジャンと同じデニム(青)のご希望がありましたので生地を用意させていただきました。

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額縁B3サイズにマーキングして看板を配置。位置のバランスを調整してからプレス機にて圧着しました。

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マーキングの内側をハサミで切り離し、額縁に収めました。
いつも背負っている看板がそのまま額装されました。アルミフレームですが前面ガラスなのでかなり重いです。

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浮狼御奉納看板完成。
G.W 明けに御奉納されるという事です。
この度は貴重な機会をいただき有り難う御座いました。

パッチへの道(WOLPHIN様)

看板画像
WOLPHIN様より看板製作の依頼です。
現在使用されているベスト(看板)がありますが今回は看板一式を作り直すのとともにボトムの「OSAKA」を「HAMAMATSU」に変更します。同時にフレンドパッチも100枚ご注文頂けました。枚数が多く時間のかかるので先にフレンドパッチから作業していきます。

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送付して頂きました資料からイラストレーターデータを作成。よく見るとWOLPHINの文字が入っています。

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フレンドパッチ完成。近日中にツーリングがあるということでしたので100枚を先に納品致しました。

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看板用のイラストレーターデータも完成しました。イラストレーターデータは中央、左は現在の看板、右はサンプル画像データです。今回のイラストレーターデータはサンプル画像をトレースして作りました。

実際の看板とサンプル画像とでは色が少し違うので糸色見本帳から今回使用する色の指定をして頂きました。

糸色サンプル
糸色見本帳。この中から選んでいただきました。

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糸色指示書を送っていただきました。
今回のオーダーは2セットでそれぞれ文字の色を変えるようです。
もちろんそのようなオーダーも可能です。

スクリーン 6
それではオーダー内容が確定しましたので刺繍データの作成に入ります。まずはロッカーセットから作っていきます。

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刺繍データが出来たので作成に入ります。

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銀糸は通常の糸よりも刺繍密度を多くしてます。

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刺繍が盛り上がっていい感じです。

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赤い縁取りが入り完成です。

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綺麗に出来上がりました。

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ショッキングピンクバージョンも完成。

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こちらもいい仕上がりです。

スクリーン 5
センターパッチの刺繍データも出来ました。

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センターパッチの試縫い開始します。
デザイン中央の黄色は刺繍ではなくエンブクロスをアップリケします。

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ガイド線を縫います。

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切り離したエンブクロスをガイド線に重ねアウトラインを縫い止めていきます。

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3mmのフチを入れます。

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いよいよ本体の刺繍に入ります。
デザインの下から色を重ねていき

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最後に黒でラインを縫います。

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顔が出来てきました。

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試縫い完了。

問題はなさそうですが

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よく見ると目と耳の内側とヒゲの黒ラインが少しズレています。
エンブクロスの向きも逆でした。
データを修正して再度刺繍します。

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今度はバッチリです。

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ヒートカットで切り離してセンターパッチ完成です。
黄色のアップリがある分、厚くしっかりしたパッチになりました。

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パッチの裏に、サイン、花押、日付、落款を入れさせていただきました。

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WOLPHIN様 看板完成です。

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ご注文枚数は2セットでしたのでプレゼントステッカーは20枚差し上げます。

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本日発送致します。

この度はアディクションズを選んでいただいて有り難う御座いました。


パッチへの道(Regulus様)

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MCパッチの製作工程を連載するアディクションズブログ「パッチへの道」が復活しました。
もう10年以上も放置しておりました。
最近、調べ事がありアディクションズブログ「SAISEI-BIYORI」を見返しておりましたら、懐かしさもあり仕事を楽しんでいた記憶が蘇ってきました。仕事に対する気持ちは今も変わっていませんが、改めて初心に戻ってバイカー、ライダーに喜んでもらえるような仕事を、つまり仕事の効率ではなくデザイン性を優先し絵の持つ意味を考え刺繍の完成度を追求していきたいと思います。という事で今後もどうぞ宜しくお願い致します。

Regulus様よりデザインを送っていただきました。
3ピースのMCパッチではなく1枚物の看板パッチです。

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パッチにするには外周を繋げて縁取りを入れます。まだこの時は見積もり段階だったので画像を貼り付けた状態でベストと合成したものをお客様に確認していただき、この後正式オーダーとなりましたので画像をトレースしてイラストレーターデータを作っていきます。

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イラストレーターデータ完成。紫の部分を白くしたいとご希望されましたので両方のデータを並べて確認していただきました。最終的にやはり白でお願いしますという事でこれより刺繍データの作成に入っていきます。

スクリーン 5
刺繍ソフトにイラストレータデータ画像を下絵にして刺繍用のデータを作っていきます。

スクリーン 1
刺繍データ完成。下絵を消します。
絵の背景が白いのは黒いベース生地の上に刺繍するからです。

それでは試縫いしていきましょう。

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試縫いとデータ調整を繰り返してようやく1枚目の刺繍が完了。

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問題ないのですがイマイチ存在感が薄いです。
ライオンの黒部分です。ベース生地の黒をそのまま利用していますが、やはり糸を入れたほうがいいですね。
たぶん言われないと気付かないと思うのですが印象は多少変わると思います。

スクリーン 1
このデータに

スクリーン 2
ライオンの毛とバイクパーツのバックに糸を入れてみました。
毛並みはボリュームがある縫い方でパーツは特徴の無い無機質な感じで差を出しました。

スクリーン 3
データを合体。将来的に紫外線など経年変化で糸かベース生地のどちらがが退色した時にこの違いが明らかになると思います。

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下地縫い完了。3万針、これだけで1時間以上かかりました。

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やはり明らかに変わりましたね。

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下地縫いの有無の比較。心なしか下地縫い有る方が強そうです。

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縁をヒートカットしてパッチ完成です。

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パッチの裏に、サイン、花押、日付、落款を入れさせていただきました。

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ありがとうございます。

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そして今回から新規で看板、MCパッチをご注文いただき、アディクションズブログに掲載させていただける方に1組あたり10枚のステッカーをプレゼント致します。Regulus様のご注文数は4組なので40枚のステッカーをプレゼントする予定でしたが発注ミスで30枚になってしまいました。申し訳ありません。次回追加がありましたら10枚差し上げます。

※本来は初回ご注文限定のサービスになります。ステッカーのサイズ、デザインはご指定できません。(こちらのお任せになります)

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本日発送致します。

この度はアディクションズを選んでいただいて有り難う御座いました。

パッチへの道(THE LEAGUE OF GENTLEMEN様)

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今回はTHE LEAGUE OF GENTLEMEN様のMCパッチを製作します。イラストレーターデータ入稿ですがここまで完璧なデータはめったにありません。デザインもカッコいいし作り手もワクワクしてきます。このデザインに負けない刺繍を作りたいと思います。

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まずは文字から。実際には黒のワッペンベースに白糸刺繍ですが画面上ではこのような感じで表示されます。まあ、ここは特に何も問題ありませんのでサクサク刺繍データを作っていきます。

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トップロッカー、ボトムロッカー(上下帯)のデータを作り、いよいよカラーの肝であるセンターパッチのスカル部分のデータ製作です。まずはワッペンベースを何色にするか決めます。このデザインを見ると普通白のベースを使いますよね。と言うのはデザインを見た時どの色の面積が大きいか見ます。そして多い面積の色をワッペンベースにします。この場合ですと白ベースに黒糸の刺繍ですね。手法としては何も問題はありませんし効率もいいです。うちも白ベースを選択しました。ただ違うのはうちは総刺繍です。パッと見たとき総刺繍がいいと思いました。刺繍時間は倍くらいかかりますがデザインは無視出来ません。せっかくデザインがカッコいいので刺繍もカッコ良くしたいですよね。まずはハットと顔の下となる部分(最終的に見える部分は目と鼻だけになります)の黒の刺繍データを作ります。

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そして顔の部分ですが、お分かり頂けますでしょうか? 実際に刺繍した時に光のあたり具合でリアルなスカルに見えるように刺繍の縫い方向を変えています。白のワッペンベースに黒刺繍のみですとこの顔の部分はワッペンベースの地(白)のままですのでこのような立体感はでません。永年使用した場合にも刺繍部分の汚れや味の付き方もかなり変わると思います。

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次はトランプ部分です。トランプは薄くて平面なのでここはさすがに白ベースのままでいいと思いますよね。でも糸を入れた方がいいですね。青い方向線が見えますでしょうか?こうゆう方向で刺繍したほうがリアル感でますよね。

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どうでしょう?刺繍方向線と別に斜めに走っている線がありますがこれは下打ちといって本刺繍の下地縫いですので実際には見えません。ちなみに顔の刺繍は縫い幅が長めでランダム縫い密度は濃くしてより立体的になるようにしていますがトランプは普通の畳縫いなので平面的な刺繍になります。

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手と指。当然ここも糸を入れます。指も顔と同じボリュームのある刺繍にして立体感を出します。

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白糸の後、黒糸でアウトラインを入れます。指の隙間が見えますよね?ここが唯一ワッペンベースの白地が見える部分です。この部分の為にベースを白に選んだのです。

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刺繍データ完成です。次は試し縫いです。

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それでは刺繍スタート。まずはハットと顔の下の黒を縫い潰します。

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ベタ縫いなのでけっこう時間がかかります。

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黒糸の下地の上から白糸でスカルの刺繍をします。

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目や鼻、ひび割れなどが下地の黒が見えるところです。黒刺繍の上に白糸をのせているので骨だけ盛り上がりリアル感がでるのです。下地の黒は無駄ではないのです。

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顔は終了、次はトランプと手の骨です。「その1」でご説明したようにトランプを平面的に刺繍することで指の立体感を強調したいと思います。

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指の刺繍です。トランプとの縫い方に違いがあるのが分かりますでしょうか。

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しかも骨のパーツパーツでも方向線を変えてリアルに見える様に刺繍します。

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いかがでしょう、手の骨らしくなりました。今度は黒糸でふちどりを入れていきます。

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完成です。約2時間、思ってたよりは早かったですね。

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帯も完成。

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では上から光を当てていろんな角度で見てみましょう。

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顔のパーツも方向線を変えていますので光が当たる角度によって糸の明るさが変わります。

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トランプの上に指が乗っている感じが見ても触ってもわかります。

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歯の縫い方も顔の骨と変えてあります。歯っぽくなってます。明日から量産に入ります。

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量産完了しましたので昨日ベストを発送いたしました。
今回はアディクションズを選んで頂き有り難うございました!!

パッチへの道(時遊會様)その2

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真ん中が銀糸です。両脇は濃さの違うシルバーです。

時遊會2
全体のサイズ変更(w32cm→w28cm)さらに下帯を短くし全体を逆三角形に。下帯は文字数が多いのでこれ以上は短くなりません。シルバーの色を銀糸くらいのトーンに統一しました。

パッチへの道(時遊會様)

時遊會2
時遊會MC様のデザイン出来ました。全体のサイズ変更(w32cm→w28cm)さらに下帯を短くし全体を逆三角形に。下帯は文字数が多いのでこれ以上は短くなりません。シルバーの色を銀糸くらいのトーンに統一しました。

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本日より刺繍作業に入りました。帯とセンターパッチのブルドッグの2台同時スタートです。

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帯完成。糸が白く見えますがシルバーグレーの糸を使用しております。

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手直しする所はなさそうです。

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ブルドッグも完成。こちらもシルバーグレーの糸をベースに葉巻などハイライトに白を使用しています。

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明日から量産に入ります。

今日の刺繍(12/20)

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年末モード

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12月もあっという間に中盤ですね。仕事の方は10月のVM~一人旅から帰ってきてからず~っと忙しく、ほぼミシンはフル稼働。あれからどこにも遊びに行けてません。先月は東京に居た時と同じくらいの仕事量と売り上げでした。今は新居関連の出費がバンバン出て行くのでひたすら頑張るのみです。引っ越しが12/20に決まりましたので今年の仕事は12/19までとなります。現時点で受けている仕事はそれまでに納めたいと思ってます。

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今年もラストスパートです。がんばりましょう!

U.C.Cパーカー2012モデル

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やっとこさデータが出来ました。プリントアウトのA4用紙のスキャン、アウトラインの作成から刺繍データをおこしました。針数はなんと12万針。本日試し縫い、スタートからフィニッシュまで3時間!これをパーカーの背中にダイレクト刺繍です。なんと贅沢な!

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明日から本番いきますか。

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一着目の背中完成。

フレンドパッチ

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フレンドパッチを作る時に多いのがMCパッチのデザインをそのまま縮小して丸形のワッペンに収めるパターンです。この場合センターパッチ(中央絵柄)はそのまま縮小、トップ、ボトムロッカー(上下帯)はワクを外して文字だけを配置します。大抵このパターンでうまく収まります。

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CROSS HEAD様もこのパターンでした。

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ただしセンターパッチがMCパッチの状態でかなり細かいデザインですと縮小したときにはさらに細かくなり刺繍は不可能になります。その場合は道楽様のようにそれほど細かくないドラゴンの顔の部分をシンボル的に使用する方法があります。文字も空いたスペースにうまく配置すればパッチの縮小版ではなくオリジナルデザインのチームワッペンとなります。
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アディクションズH.P [MCパッチ、看板、クラブカラー製作、150チーム以上の刺繍サンプル、注文方法]

パッチへの道(道楽様)

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道楽様パッチ製作です。デザインを気に入っていただけるまで変更、修正していきます。

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本日より刺繍作業に入りました。

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試作、微調整のあと量産に入ります。同時にドラゴンの刺繍データ作成に入っておりますがデザインが非常に細かいので少し時間がかかりそうです。来週の中頃には刺繍データ完成、刺繍作業に入れると思いますので宜しくお願いいたします。

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刺繍データようやく完成です。色数も多くかなり細かいデザインだったので時間かかりましたがこれで明日から試し縫いに入れます。この絵が刺繍になるのを早く見てみたいです。

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本日の前半に試し縫いを1回行い、少しだけ修正を加えて本日2回目の試し縫いとなります。

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スタートして2時間経過。

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3時間半経過。完成が見えてきました。

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完成。なんと4時間!やはり実際に糸が入る事により存在感のある質感になりました。

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面白いのが、今回の龍の胴体など縫う方向が一定でないために光の加減で刺繍の光沢が変わります。

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写真ではよく分かりませんね。実際お手元に届いたら色んな角度で刺繍を見て下さい。

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1日に2枚しか生産できませんが明日より量産いたしますのでもうしばらくお待ち下さい。

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サングラス修正しました。ご確認ください。ようやく1枚のデザイン画がから糸をひたすら縫い込んだ刺繍の作品へとして生まれ変わりました。

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フレンドパッチも出来ました。あとはベストが来て縫い付ければ完成です。もうしばらくお待ち下さい。宜しくお願いいたします。

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遂に完成しました。永らくお待たせ致しました。
こだわった分だけ素晴らしい仕上がりとなりました。

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本当に有り難う御座いました。

パッチへの道(DEEP ROSE様)

DEEP ROSE
メールでいただいた画像をトレースしてデジタルデータに。バラはハイライトをつけ濃淡を出しました。帯の形と文字のフォントは指定したものを使用しました。

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本日より刺繍作業です。スカルやバラは少し質感を出すため縫い幅を若干広く、ステッチも25%ランダムで縫ってます...

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大変お待たせいたしました。パッチ完成後、持ち込みベストに縫い付けも完了。本日発送いたしました。
刺繍屋アディクションズを選んで頂き有り難う御座いました。

パッチへの道(MOUNTAIN PATH様)

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手書き原稿を何度も修正してようやくOKをいただきました。かなりやりごたえのあるデザインです。まずは上下の帯から始めてみます。

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一見シンプルに見えますが中々刺繍屋泣かせのデザインです。文字に1mmのフチが二重になっています。

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ほんとに泣かされました。二日間格闘してようやくイメージに近いものができました。

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明日からインディアンヘッドです。

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同時進行していたセンターパッチのデータも出来ているので今日から試し縫いです。一回縫ってみて微調整してこれから本刺繍です。リアルなデザインなので刺繍行程を見ていると楽しいです。では続きをどうぞ...

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顔のベースと濃淡を先に刺繍します。

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輪郭と黒のラインを刺繍します。なかなか渋い顔です。

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羽飾りのシャドー部分をグレーで刺繍。ここは最後ほとんど見えなくなりますが効果はあります。(あとで説明します)

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羽のベースを黒で刺繍。

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羽の小骨を白で刺繍。これでシャドー部分のグレーはほぼ隠れてしまいます。

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しかし小骨の両脇にかろうじて透けて見えます。(画像では白とグレーの差は分かりません)これで少し小骨が立体的に見えるのです。たぶん言われなければ分からないです。

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細かい羽毛の線を入れてさらにリアルに挑戦。

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フィニッシュは近いです。

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でけた~、まさに威風堂々。

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やりがいのある作品でした。楽しかったです。

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カドヤベストに乗っけてみるとこんな感じですね。
なんとか連休前に間に合いました。明日発送できると思いますので宜しくお願いいたします。
アディクションズを選んで頂き有り難うございました。

パッチへの道(FAMILIA様)

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すでにデザイン、刺繍データは出来上がっており、いよいよ刺繍本番です...

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まずは帯から刺繍。

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出来ました。FAMILIA SAITAMA!

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続いてセンターパッチ。赤と白の2色仕様。先に赤を入れます。

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最後に白が入ります。

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完成!渋いカラーになりそうですね。明日から量産です。

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大変お待たせしました。
量産、縫い付け完了しました。本日発送いたしました。

アディクションズを選んで頂き誠に有り難う御座いました。

パッチへの道(ALWAYS様)

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今回ALWAYS様のMCパッチ依頼です。デザイン入稿はイラストレーターでしたのですぐに刺繍データ製作に入れます...

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作業に入って2日目の今日、刺繍データが完成しました。

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帯は短めでしたがセンターパッチが大きいのでこのような配置になります。
明日より試し縫いに入ります。

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試し縫いスタート...

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まずはスカルのベースを縫い潰します。

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目が入ります。ベースを縫う時に目の部分を抜けば時間短縮になるのですが、やはり質感重視です。

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刺繍を開始してから1時間半経過して大分見えてきましたね。もうちょっとです。

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完成!

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修正箇所見当たりませんでした。一発OKです。

明日から量産、帯の刺繍もはじめます。

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帯の刺繍が始まりました...

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きれいに刺繍が入り帯完成です。量産後、カドヤベストに縫い付けしますのでもうしばらくお待ち下さい。

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本日縫い付けまで終わり発送させて頂きました。

アディクションズを選んでいただき有り難う御座いました!

パッチへの道(THE IRON HORSE WARRIOR様)

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黒塚の鬼をセンターにMCパッチデザインが出来ました。

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「黒塚」(くろづか)は、能の演目の一つ。そして白頭の般若が出てくるのも「黒塚」...

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髪の毛1本1本まで刺繍データを作りました。

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データ修正しました。完成までの流れをご確認下さい...

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縫い付け予定のベストの上に置いてみました(まだ縫い付けていません)再修正なければこれで縫い付けしますのでご連絡ください。

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お客様より今回のデザインはとりあえず保留して、もう1案のデザインを作ってみてから最終的にどちらにするか決めるということになり、イメージをFAXしていただきました。

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今度はいかがでしょう?基本色のグレーに見える部分は銀糸です。

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手前が金糸、奥が銀糸となります。

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刺繍データが完成しました。トータルで10万針数です。本日より試し縫い作業開始です。まずはスカルベースとなる銀糸をびっしりと縫い潰します...

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目が入り、シャドー色の刺繍です。

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2時間後、刺繍終了。いまいちですね。シャドーをもっと濃くしてコントラストを強調したほうがいいです。あとハイライトも白すぎて不自然です。

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色設定を変え、やり直し。

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やはりこっちの方が力強い感じです。

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完成。

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左が修正前、右が修正後。

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本日縫い付けが完了しました。途中からデザインが増えて最終的には2デザインのベストになりましたが個人的に楽しむ分には良いものかと思います。それにしてもワンオフベストが2着、贅沢です...


パッチへの道(周遊旅団様)

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周遊旅団様のMCパッチ製作です。今回は手書き原稿の写真をメールで送って頂きました。
まずはセンターパッチから作りたいと思います...

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まずは外形をきめて中心を出します。あと小さい丸が32個ありますので11.25度回転しながら等間隔に配置しました。手書きの小さい丸が少しずれているのが分かります。

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羅針盤の中も正確に作りました。

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あとは重なる部分をカットすれば

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出来上がりです。今日はここまでです。

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まずは外形をきめて中心を出します。あと小さい丸が32個ありますので11.25度回転しながら等間隔に配置しました。手書きの小さい丸が少しずれているのが分かります。

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羅針盤の中も正確に作りました。

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あとは重なる部分をカットすれば

syuyu01.jpg
出来上がりです。今日はここまでです。

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上下帯のaiデータ出来ました。周遊旅団は白文字に赤ふち、SAITAMAは白文字に銀ふち、ともに文字にふちが入ると輪郭がぼやけます。一応ふち無しバージョンも作ってみました。左が文字にふち有りバージョン。右が文字にふち無しバージョンです。

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漢字書体と文字ふち色、センターパッチの大きさ修正しました。いかがでしょう?
使用糸色は白、赤、黄、金、銀です。糸の金銀は画像では表現できませんが

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実際にはこの糸が金糸、銀糸です。

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本日、刺繍データが出来ました。明日から刺繍本番です。

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本日から刺繍作業に入りました...

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順調、順調♪

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センターパッチの刺繍完成です。

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帯データ完成です。試し縫いを繰り返し、ようやく本チャンです...

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まずは文字。版下では白文字に銀糸の縁取りですが実際にはふちの銀糸から刺繍していきます。

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どうせ上に白文字が乗っかるので刺繍しなくても、と思われるかもしれませんが、ここはアディクションズでは重要と考えておりますので、しっかり土台を作ります。

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縁取り用の土台の縁取りも忘れてはいけません。このひと手間も重要です。

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やっと文字の刺繍に入れます。

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銀と白なのでちょっと見にくいですが白文字に銀糸が縁取られた様になっています。なにより土台をしっかり作ったことによって段差による立体感がでました。

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上帯の刺繍完成です。かなり豪華。

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下帯も出来ました。

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あとは裏地をプレス機で圧着してヒートカットすれば完成と成ります。

今回、持ち込みベストへの縫い付けまでのオーダーですが縫い付けSTAFFさんの連休明けからの作業となりますのでもう少しお待ち下さい。 宜しくお願いいたします。

パッチへの道(OKIRAKUTAI様)その壱

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今回依頼のMCパッチの版下はデータ入稿です。横浜の看板屋さんなのでデータは完全にプロ級でした。

aiの完全データをメールで送って頂きました。

それでは製作に入って行きましょう...

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まずは帯だけを集めます。AIデータは下絵として使います。

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せっかくパスデータがあるのですが使えないのです。

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これを下書きとして2本ペンツールを使って刺繍データを作って行きます。

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上帯データ完成。

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下部分も2本ペンツールで地道に進めて行きます。

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帯の刺繍データ完成です。

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本刺繍に入りました。

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OKIRAKUTAI帯完成です。

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今日はセンターパッチの刺繍データ作りと試し縫いをします...

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aiデータは下絵として使用します。木の根も一本一本作ります。

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これでホントの木の根のように成るはずです。

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数時間後、刺繍データ完成しました。

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試し縫い終了。

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違いがお分かり頂けますでしょうか。羽はボリュームのある感じで、剣は目の細かく堅い感じです。

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木の根もいい感じです。これは一発OKか?と思いましたが、

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縫い潰す際に糸がオーバーラップする所で出るのですが、ちょっと目立ちますね。明日直して縫い直します。よければそのまま量産に入ります。

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OKIRAKUTAI様MCパッチ完成しました。今回はパッチのみのご注文でしたのでKADOYAベスト(LL)の上に置いて撮影しました。

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明日4/24に発送いたします。アディクションズを選んで頂き有り難うございました。

パッチへの道(UNBALANCE様)

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UNBALANCE様のMCパッチ製作です。今回は版下の作成から依頼されました。まずはネットから画像を送って頂きました。これらを合体させセンターパッチの版下を作って行きます。

真ん中の家紋の上に甲冑の上半身を重ねる。

右の面を左の顔部分にはめ込む。しかし写真はすこし横を向いているのでこれを正面に向かせなくてはなりません。ここは後で手書きで想像しながら描くしかありません。

それでは版下と同時にデータ作成を始めたいと思います。

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まずは家紋のトレースから。中に甲冑が収まるため家紋の中は作っていません。

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腕を人が着ているようなシルエットにして欲しいとの希望でしたので腕のアウトラインを追加しました。

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数時間後、ついに甲冑の上半身のデータが完成。

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では合体させてみましょう。家紋の黒と兜の黒がかぶってしまいました。

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家紋のトーンを下げてみました。これなら見やすくなりました。

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斜めを向いているお面の写真を観ながら正面をイメージして下絵を描きました。これをデータ化して昨日までに作った兜の中に合成します...

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下絵をトレース。アウトラインを作成します。

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色付けしていきます。では甲冑に合わせてみましょう。

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家紋の色はシルバー(刺繍では銀糸)にしました。白ベースにシルバーだとメリハリがないですね。

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ベースを黒だとこんな感じです。

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喉部の板物を前面に出してみました...

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兜と面のみを家紋の中に入れたパターンも見てみたいと要望されましたので。家紋からはみ出さないで配置してみました。家紋の中央部の抜き部分は隠れません。

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家紋の中央部の抜き部分が隠れるまで兜と面を拡大しました。

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家紋ベースを黒に。こうなると家紋には見えなくなりますね。やはり2つ上の家紋内に納めたデザインか一番上の上半身の配置のどちらかがいいと思います。家紋の白/銀も実際の刺繍糸の銀糸だと大分雰囲気が変わると思います。

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お客様よりモノトーンも見てみたいという要望がありましたので作ってみました。グレー系を使うので家紋のシルバーにグラデーションをいれてみました。帯のデザインも出来ましたので合わせてみましょう,,,,

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ベスト上でパッチを配置してみました。

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もうひとつのご要望が家紋をなくして兜を大きく、です。あっ、いいかもしれませんね。兜の縁取りが白ではっきりしすぎるので

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明るめのグレーにしてみました。全体がモノトーンになったので渋くなりました。

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最終デザイン

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帯の刺繍データ完成後、本刺繍です。問題無し、一発OKです...

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センターパッチの刺繍データもなんとか今日中に出来上がりました。
明日は試し縫いです。

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刺繍本番、兜の角から刺繍します。実際にこの兜は熊の毛で覆われていて、その質感を出して欲しいと要望されましたので刺繍で出来る限りの再現に挑戦しました...

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黒地に黒刺繍なのでお分かりずらいと思いますがヨロイの鹿角(熊の毛)です。

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獣の毛並みを少しだけ再現しました。刺繍ミシンは命令信号を送らなければ働きません。逆に言うとどんなプログラムでもプログラマーの設定通りに動くということです。今日も人に言われましたが絵をスキャンしたらミシンが自動的に縫ってくれるのですか?いいえ、そんな簡単なものではありませんし、それに頼りたくありません。

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家紋ベース色の銀糸がビッチリ密度で入りました。

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このような複雑なデザインですと下になるオブジェクトから刺繍をして上にくるオブジェクトを一段一段重ねていきます。

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耳を付けて最前面の頭部の部分。ここも熊毛で覆われていますので獣毛プログラムです。本刺繍の前に下地にも刺繍を施します。これを下打ちと言います(写真は下打ち中)。当然刺繍時間はかかりますが、ここもウチは重要に考えています。

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一番上の顔まできました。そしてまた質感が問われる"ヒゲ"です。

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まずは立派な髭を蓄えさせます。指で触ってもボリュームな感じです。

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白髪髭の縫い付けです。

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黒髭の中に白髪が入り込みさらにリアルな髭になりました。

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白フチを加えて完成。
しかし多少ではありますが気に入らない箇所がありますので修正して明日から量産に入ります。

パッチへの道(tingama様)その一

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奄美大島から手書きの原稿が届きました。いつものようにパッチ完成まで順を追って実況いたします。まずは手書き原稿をトレースしてデータを作ります.....

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スキャンした原稿を下絵にします。電話での打ち合わせで上の帯をややアーチ状に変更したいという事です。

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まずは文字からトレースに入ります。

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基本のアウトラインが出来ました。

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パスをオフセットして文字のふちを付けます。

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次にアーチの帯を作ります。

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色を付け上帯はできました。

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今日は中央のトレース、デザインです..

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このへんのフレアを

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きもちアレンジしました。

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こっちも。

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標識も手書きの為、左右対称ではありません。でも完全にシンメトリーにしてしまうと手書きならではの味が失われてしまうのでほどほどに修正しました。

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中央部の完成です。

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ボトムロッカーも手書きの味を残してデータ化、センターパッチも大きくしました。

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刺繍データができましたので今日から刺繍本番です。黒ベース生地に黒糸刺繍。鷲のベースが黒なので黒糸で潰します。通常は抜きになる部分が黒ベース生地なので必要ないんですけどベース生地の黒と鷲のベースの黒が若干違いがでて、しかも一段高くなるので鷲が少し立体感がでます。やはりひと手間かけることによって見た目には分からない違いがでるのだと思います。

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鷲の白刺繍を黒ベースの上に重ねて行きます。

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この部分は縫い方を変えて鳥の羽のような感じになるようにします。

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58も縫いっぱなしではなく1mmの縁取りを入れます。この辺りもやるのとやらないのでは少し違います。言われなければ気付かないと思いますが文字がカッチリ締まるのです。

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センターパッチ完成です。ベース生地の黒と鷲のベースの黒の違いがお分かり頂けますでしょうか。実際に手で触ると鷲が少し浮き出ています。

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帯部分も完成。

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ここもよく分かりませんが白文字に1mmの縁取りが入っています。

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こちらも手書きがそのまま刺繍に再現されました。

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出来ました!まずは1着ベストに縫い付けてみました。

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残りのベストの縫い付けはこれからですが、枚数が多いので早ければ今週末には完成させたいと思います。

パッチへの道(BURN様)

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広島のBURN様からMCパッチのご依頼です。今回はメールで画像の添付でした。この画像データが本物のパッチに成るまでをまた実況で報告できたらと思います。

では製作過程を順に追って行きます。

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実はこの時点ですでにトレース作業は終わっていてアウトラインデータは出来上がっております。

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ベストに配置。お客様にメールで確認していただくと、一発OK!!ありがとうございます。
早速刺繍データの作成に移ります。

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イラストレーターのパスデータを刺繍ソフトにペースト。下絵として使います。

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文字のアウトラインに沿って刺繍ソフトの2本ペンでアプローチしていきます。

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約2時間後、刺繍データ完成。明日試し縫いをしてみましょう。

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今日から帯の刺繍本番です。

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微修正をしてようやく出来ました。

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明日から量産に入ります。

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大きい口の刺繍データが出来ましたので試し縫い行程に入りました。

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まずはベロの1色目。

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2色目、3色目と入っていきます。

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お~迫力!でもなにか色と色の境界がはっきりしすぎてますのでデータの修正をして明日また試し縫いです。

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色々修正をしてまた試し縫いしました。
そして完成!

と言いたいところですがまだ納得いきません。色の境界がまだ不自然です。

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修正後、再度試し縫いです。おっ、今度はいい感じです。

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OK!これならいいですね。

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色境界の段差もなく自然です。

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糸同士が主張しないで混ざり合っています。

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見る角度によっては色が浮き出たり沈んだりするのが刺繍の面白い所です。
はい、完成です!明日より量産に入ります。
その後、持ち込みのベストに縫い付けとなっていますので、もうしばらくお待ち下さい。宜しくお願いいたします。

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BURN様のMCベスト完成しました。本日発送致しました。

アディクションズを選んで頂き有り難うございました!

パッチへの道(RING SIDE様)

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昨日の朝、パッチ注文のFAXが入りました。最近やっていなかった刺繍実況ブログをまた始めたいと思います。
一枚のFAX用紙が実物の刺繍パッチになるまでを報告していきたいと思います。今回の事をお客様に承諾を得ようとお話しましたら大変喜んで頂けました。自分達のパッチが少しずつ形になっていくのを見れるというのはただ待たされるよりは全然楽しいと思います。

では、はじめてみましょう。
まずは刺繍の前段階のイラストレーターデータ作成からですね。

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今回書体の指定があります。文字サンプルが小さく添付されていました。
まずはここからトレースしていきましょう。

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スキャンして拡大しました。やはりラインがボコボコしています。ここはあまり神経質にならずに大胆にトレースして後で微修正したほうがいいです。

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今回使うアルファベットのトレースが完了しました。この時すでに刺繍用のブロック分けしているとあとの作業が楽になります。しまった!MCを忘れた。

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文字のアウトラインデータが完成しました。手書き風のフォントでしたがラインを滑らかにすると綺麗ですね。一回アウトラインデータにしておくと今後ステッカーやTシャツなども作れます。
今日はここまでです。

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文字のアウトラインが終わったので次は帯の制作です。手書きのイラストなので曲線がややアバウトになっています。これを完全なアールに修正したいと思います。

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正円のデータを下絵に会わせていきます。両端は同じ角度でカットするため正方形データを45度にして下絵に合わせます。

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オブジェクトを分割してアウトラインを3mmと1.5mmと内側にオフセットしていきます。

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そして昨日作った文字データを配置して帯のデータは完成です。

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次はいよいよピエロのトレースに入ります。ここからはもの凄く時間がかかります。なぜならピエロの顔に色を入れずにモノトーンでマンガっぽくならないようにリアルに、という希望なので黒の濃淡だけで表現しなければなりません。ベース色がベージュなので黒からベージュのグラデーションになるので色選びも重要になります。

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ではトレースに入ります。おっと、もう夜になってしまいました。今日はここまで

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ピエロの黒部分のトレースが全て終わりました。

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ベージュベースに黒の基本が出来ました。今日はここまで。明日から濃淡をつけていきます。

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ピエロの顔に濃淡が付きました。RING SIDE様は茨城のチームなので心配で昨日連絡しましたところ今日メールが帰って来て皆様ご無事だそうで良かったです。

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実はお客様からお返事を頂く前に見切り発車して帯の刺繍データを作りました。OKがでましたらすぐ刺繍できます。
しかし修正案がでてまいりましたので修正作業に入りたいと思います。

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若干修正が入りました。文字をもう少し太くして欲しい、というご依頼がありましたので0.3mmオフセットしました。その後内側のパスを消去しました。

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左が修正前、右が修正後。どうでしょう?少し文字が太くなったのが分かります。

恐らく、今計画停電中で見れないと思いますが復旧しましたらご連絡下さい。

各メンバーさんと話し「生活がある程度落ち着くまで、パッチ止めてもらった方が良くない?」という話合いがあったそうです。しかし一年かかってやっとここまで来たし、これが励みになるし進めようって事になったそうです。

アディクションズでもこのような状態の茨城県からの製作依頼で特別な思いでの作らせていただきます。

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本日から帯の刺繍データ製作に入りました。この時に刺繍の方向線や糸の密度などを決めていきます。

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帯の刺繍データ完成。明日から刺繍本番、そしてピエロの顔の刺繍データ作りに入ります。

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本日より帯刺繍本番です。メンバーの皆様、毎日災害復旧作業お疲れさまです。

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文字の刺繍です。問題箇所はありませんので量産にはいります。

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いよいよ今日からピエロの顔の刺繍です。まずは土台となるベース色を縫いつぶします。通常ではあらかじめベース色の生地を使えば縫わなくて済むのですが質感が全然違いますので縫います。2色、3色と刺繍は進んでいきます。

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シャドーが入りました。

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今回は刺繍の目をあえて均一ではなくランダムにうってます。こちらの方がコンピューター刺繍機っぽくない手刺繍の味がでるからです。そしてシャドーを入れたときも指をくむ様な感じでぼかしのようになります。

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のっぺらぼう

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目の周りもトーンを下げた色を入れて黒で縁取ります。

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さらにその上から目玉を入れます。

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完成!!自分で言うのもなんですが、会心の出来映えです。明日から量産に入りますので、もうしばらくお待ち下さい。

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カドヤのベストも一緒に注文していただきましたので縫い付け工賃はサービスしてお届けいたします。

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完成です!この度はアディクションズを選んでいただいて有り難う御座いました。
まだまだ復興には時間がかかると思いますが1日も早くこのベストを着てバイクに乗れる様願っております。

有り難う御座いました。

パッチへの道(SKULL KING様)

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去年の年末、御客様がMCパッチ製作の為ご来店頂きました。デザインを手書きにて持参いただきました。トランプのキングの顔がスカルになっています。

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早速スキャニングしてイラストレーターでアウトライン化していきます。手書きの場合は忠実にトレースしながらも線を滑らかに修正もいていきます。

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帯の方は書体の指定があったのですが、単純にフォントをアーチ状に配置すると文字間に不自然な隙間がでたりするので手書きでバランスをとりながら書きました。

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こうして一応アウトラインが完成しました。この画像を御客様にメールして確認していただきます。

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修正なしの一発OKをいただきました。ありがとうございます。次はこの画像とアウトラインデータを下絵にして刺繍データの作成に入ります。年内はここまでですが思ったより早く進んでいますので年明け早々にも刺繍作業に入れそうです。

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刺繍データも完成し本日から刺繍本番にはいりました。

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これも結構時間がかかり1日3~4枚のペースですね。

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帯の方も出来ました。あとはひたすら刺繍です。

パッチへの道(STRONG BONDS様)

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先日MCパッチ製作の為、宇都宮からお越しになったお客様から荷物が届き開けてみると巻物のような物が。

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これは凄い。打ち合わせの時に仰っていた晄秋家の一筆龍です。胴体部分を太い筆で一筆書きで描いているそうです。

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下書きもなしにスラスラ描いて行きます。こちらのサイトで動画も見れます。一筆龍 - 晄秋家(こうしゅうや)

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MCパッチにするにはデザインが縦長すぎるのでphotoshopで加工して中央に収まるくらいにしました。これは、やりがいがありますね~大作の予感がします。

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早速、というか1日半かけてイラストレーターでトレース&デザインしました。

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昨日はお客様からお返事がなかったのですが作業は進めて行きます。イラストレーターデータを刺繍アプリケーションにコピーして方向線、糸密度などいろんな項目を設定しながら刺繍データを作って行きます。

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重なる順番を下から作って行きます。

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プレビューでリアルな刺繍の予想画像が確認出来ます。丸1日でこれくらいしか出来ませんでした。

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そして本日の朝、お客様より連絡を頂いて修正があるということで今日は元のイラストレーターデーターを修正しました。尾っぽの鱗の数を増やしてグリーンのグラデーションを作って帯の形を変えたりしました。

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朝、お客様から龍のデザインのOKを頂きました。帯は少し変更がありましたので修正しました。ベストに取り付け予想図です。

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夕方、ようやく龍の刺繍データが完成しました。針数は14万針以上です。

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帯も閉店間際になんとか完成しました。明日は定休日なので木曜日から試し縫いを開始します。

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今日からいよいよ刺繍本番です。帯の方はきれいに仕上がりました。

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龍もイメージ通りに仕上がり、さすがに14万針なので1枚出来るのに4時間かかりました。あとは裏地を付けてカットすれば完成です。早くベストに縫い付けた姿を見てみたいです。

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本日ベストを受け取りにお客様がバイクで来られました。実はバイク屋さんでこのバイク、一見ハーレーですがYAMAHA XV1600ロードスターです。フロント廻りは完全にヘリテイジスプリンガーの移植です。

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ある意味ハーレーよりゴッツイエンジンです。排気音も歯切れがあっていい音です。

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荷物満載にしたらフェンダー擦ったみたいです。

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今日、一緒に来られた方は以前うちでパッチを作らせて頂いた方でした。

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いい色ですね。僕も来年はオレンジラメにしようと思ってます。

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2台で宇都宮から下道で6時間かけて走ってこられました。寒い中ありがとうございます。

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こちらも大作だったガネーシャの刺繍。

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そして今回の一筆龍の刺繍。いい感じですね~

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有り難うございました!気をつけてお帰り下さい~

パッチへの道(バイソン様)

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今日は刺繍のお話です。これはお客様から頂いた版下を下絵にしてデータを作って行きます。まずお客様に色付きのイメージを見て頂くためイラストレーターでトレースします。

ここまでアウトライン化するのにかなり時間がかかってしまいました。

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アートワークで表示するとこんな感じでパスの量がかなり多いです。ここからようやく刺繍のデータが作れます。

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刺繍データです。イラストレーターデータがすぐに刺繍データに変換できるのではなく一個一個のオブジェクに方向線や糸密度、縫いパターンなどを設定して下から上に重ねるようにデータを作って行きます。これがいわゆる刺繍の型です。型代というのはここまでの作業に対してかかります。作業日数は3日かかりました。

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刺繍中は写真を撮らなかったのでいきなり完成です。ここまでの行程はまず試し縫いをしておかしい所があったらデータを修正してまた試し縫いします。よければ裏に不織布を圧着してワッペンのふちをヒートカットして切り離します。今回のこのバイソンの刺繍だけで4時間かかりました。けっこう大作です。

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お昼にお客様が引き取りにこられまして大変喜んでいただけました。ありがとうございます。
プロフィール

ししゅう屋シンペー

Author:ししゅう屋シンペー
刺繍屋アディクションズ
THE ADDICTIONS EMBROIDERY WORKS
720-0541
広島県福山市金江町金見3615-1
Tel 084-939-5268 Fax 084-939-5269
不定休、イベントなどで臨時休業あり
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