
本日、エコツアー(屋我地スパルタエコツアー)の予定でしたが雨天強風のため中止となりました。
前回はポリネシアン工藤氏が参加、カヤック初体験にもかかわらずレクチャーもそこそこにいきなり本番!そして情け容赦のない古宇利島までの往復5時間強行ロングツーリングでした。

今回初参加の那覇のネエさんは前日入りで地元北海道名物のジンギスカンのレトルトを持参しバーベキューに望みました。専用の鍋でなくても問題ないということで鉄板にて調理してもらいました。先にもやしを炒めるのが本場のスタイルのようです。臭みもなくとてもおいしかったです。

ということで本日エコツー中止のため屋我地&古宇利の渋めの観光ツアーに切り替えました。
まずは済井出ビーチに併設されている「屋我地島の塩」の工場見学です。
直接海から海水を引いています。ある程度ここで蒸発させて塩分の濃度を濃くしているところです。

釜に移して煮炊きしてさらに水分をとばしていきます。

裏方では火を絶やさないために燃料となる木片をいれています。暑い中大変なお仕事です。

1トンの海水から30kgの塩しかできないそうです。このように昔ながらの方式で作る塩はミネラルと鉄分が豊富で塩だけど甘みがあるのです。

最終段階ではエアコンで湿度を調整した部屋で細かい異物をピンセットではじいています。とことん人力で手間をかけています。最近は内地からの注文が多いそうです。

お塩とにがりを購入しました。屋我地島は沖縄県の塩の発祥の地であることはあまり知られておりません。400年もの歴史を持つ屋我地マース(塩)は独自の製法で鉄釜にてじっくりと炊き上げたお塩です。これまでの行程を見て行くとこんなに素晴らしい塩がすぐ近所で入手できるのはうれしいことです。

次に向かったのは古宇利島の島中央の一番高台にある「アマジャフバル文化財公園」いわゆる遠見番所の跡です。異国船がくると狼煙をあげて首里王府へ知らせる通信網だったところです。

もはや言葉はなくとも何を言わんとするかは分かります。

伊是名島が一望できます。天気がよかったら完全にやられてしまうでしょう。
次回のエコツアーは晴れる事を願います。